女性のための専業・副業ガイドを作って儲ける

わが国も、アメリカ並みに主婦が外に出て働く時代である。そうしなければならない事情はそれぞれに異なってはいても、どこそこの奥様はアルバイト、近所の奥様は特技を活かして収入を得ているので、ぜひ私も…、ということになり、パートやアルバイトを探して、外で働く主婦が非常に多くなっている。

自立する女性のために

女性週刊誌を見ると、そうした興味を引く特集が毎週、毎週組まれている。例えば、脱主婦・転職・子育て後、私は第二の人生でここまで稼いだとか、ほんのちょっとした知恵で稼げるサイドビジネス特集とか、私達は海外で自立に成功した、その収入は…、現場の実情は…、等々。

新聞を見れば、やはり広告が載っている。例えば、自由国民社から、シリーズもののガイドが出ているようだ。

内容は、女性のパートタイマーをめぐる現状とか、パート・アルバイト・内職募集の落とし穴、カルチャースクール繁盛記、特技を身につけるための学校400校・通信教育300講座・今すぐできる副業100職種案内…等々。自分の小遣い、子供の教育費・マイホーム・レジャーの費用は本書でOK!…などとうたっている。

男のためのビジネス書があるように、女性のためにも、そうしたキャリアガール・キャリアウーマンにすすめるビジネス書があってもおかしくはないと考えながら書店に行ってみると、結構あるものである。これがまた、実によく売れるということである。

それならば、これを早速真似してどう売るか。女性週刊誌には、美容に関する広告がたくさん載っているが、この『独立自立を望む女性・主婦のための専業・副業ガイド』といった内容の情報を本にして広告したら、かなりの反響が期待できるのではないだろうか…?

自立する女性のために

事実、経営戦略情報を毎年発行している某事務所が、「自立する女性の専業副業ガイド」という見出しを入れて広告を打っただけで、女性からの申込者が男性の4分の1に迫る勢いだったらしい。それならば、その部分だけを独立した商品にして、女性週刊誌や新聞等め媒体に広告を掲載すれば、かなり売れるはずだ。

この素晴らしいノウハウをあなただけに伝授するわけで、もしあなたがこの話を現実に受け止めて、本気で始めたら、それだけで立派な事業が成立することは間違いない。あとは、媒体をよく選び、広告を発注し、増刷を繰り返して、1年に1回は古くなった部分の 記事を繰り返していればよいのである。

今や主婦も外に出て働く時代である。きれいな職場、より以上に賃金のよいところ、次にば資格と特技、そして独立開業のために何か自宅でできるものはないか…というように夢はどんどんエスカレートしてくる。これが、男女問わず人間の心理というものである。

そうしたときに、それを必要と求める女性達に、こうした情報を本にして売れぱ、その作業の努力を、1冊いくらというお金に換えることができるわけだ。

お金の集め方とはそうしたものなのだ。ただ単に、この話を夢として他人に聞かせてもお金に換えることができない。あとはそれをどう商品に変え、どう売るかということである。

この情報を作る場合でも、資料に事欠くことはない。書店へ行って、類似した本購入しても、わずか1〜2万円程度のお金で集められるわけだから、情報代としてはまことに安いものである。それを、やがて1冊5000円くらいで売ったとしても、何冊まで売り続けられるかは、想像するだけでも楽しくなってくる。

私は、情報を商品化して生きている。あなたにとって、この考えが果たして本当に売れるのかどうかについては、皆目見当がつかない話かも知れないが、決してそんなことはない、それならば、数多くある出版社の存在というものを、何と説明すれぱよいのだろうか。出版社といっても、大から小まで様々な会社が存在して、すぺてそれなりに営業を成り立たせている。

出版社の仕事とは、いったい何か? それは、すべて世の中の情報を集めて、本という商品を作り、それを売って経営を成り立たせなければならない商売である。それも、取次店を通して各書店ルートに流し、書店の本棚に並べられている。

しかも、精魂込めて書き上げられた1冊の書籍を、いかに大量販売だからといって、1冊が1000円台の安さである。さらには「どうぞ立ち読み自由で、気に入ったらお買い求めください」といった、何とも気の抜けた商売だ。

私の説明しているのほ、こういうものではない。同じ資料を売って経営を成り立たせる場合でも、これからは直接販売の時代である。つまり、通信敗売でこの情報を売りまくるのである。

自分の会得した情報を1冊の商品に生まれ変わらせ、その商品に最適と思われる値段を 設定し、媒体を通して、その呼びかけのコピーをたくさんの人々の目に触れさせ、それを 必要と認めてくださる大勢の方々に買っていただくというやり方である。

この商法ならば、わずか1000部製作しても、1冊1万円で販売すれば1千万円であるから、充分に利益をあげられるという計算が成り立つ、こういう方法が、小資本で儲けることができる最高のテクニックであると私の経験から断言できるのである。

 

 

 

 

 

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